ビルが伝えたかった事
ここから先は本の内容を少し紹介するわなぁ〜
この本を読んで思った感想としては、「僕もこんなコーチに相談をしながら人生を歩んでみたかった」です。
それくらい、著者の方たちも困難に立ち向かう時には「ビルならどうしただろう?」と未だに考えるのだそうです。
それだけ信頼できるコーチなんてそうそういません。
様々な人物がビルキャンベルの考え方に強烈な刺激を受けていた事が分かります。
そんなビルが一番に伝えたかったこと。
思いやり
それが「思いやり」です。
ビジネス書なのに「思いやり?!」と思われた方もいるかもしれません。
そんな方になぜ思いやりが大切な事なのかを紹介したいと思います。
一言で「思いやり」と言っても様々な捉え方ができるからなぁ〜。
あらゆるマネージャーの最優先課題は部下の幸せと成功だ
「思いやり」の言葉の裏にはこのメッセージが隠されているのです。
この言葉は特に会社を経営する人物や上司になる人物に向けられた言葉です。
どんなに様々な仕事があってもこの事を忘れてしまうと会社は上手くいかないということです。
この一言だけで、こんな人の元で働きたかったと思わせてしまうわぁ〜
人は誰もが幸せになる為に生きている。
人は誰もが成功する為に働いている。
この事を一番に考えてあげる事、それが経営者や上司のするべき最優先事項。
そうする事で会社の経営は上手くいくとさえ言っているのです。
確かに部下の幸せや成功を応援してくれる経営者や上司なら、全力で仕事を頑張りたいと思いますし、会社へ貢献も果たしたいと思います。
そうした人間としての基本的な考え方を見直してコーチしてくれるのがビルキャンベルと言う人だったのです。
人がすべて
ここでワシがこの本で一番感動した一説を掲載するわ。
どんな会社の成功を支えるのも人だ。
マネージャーの一番大事な仕事は部下が仕事で実力を発揮し、
成長し、
発展できるように手を貸す事だ。
我々には成功を望み、大きなことを成し遂げる力を持ち、やる気に満ちて仕事に来る、
とびきり優秀な人材がいる。
優秀な人材は持てるエネルギーを解放し、増幅できる環境でこそ成功する。
マネージャーは「支援」「敬意」「信頼」を通じてその環境を生み出すべきだ。
「支援」とは、彼らが成功する為に必要なツールや情報、トレーニング、コーチングを提供する事だ。
彼らのスキルを開発するために努力し続ける事だ。
優れたマネージャーは彼らが実力を発揮し、成長できるよう手助けをする。
「敬意」とは、1人ひとりのキャリア目標を理解し、彼らの選択を尊重する事だ。
会社のニーズに沿う方法で、彼らがキャリア目標を達成できるよう手助けをする。
「信頼」とは、彼らに自由に仕事に取り組ませ、決定を下させる事だ。
彼らが成功を望んでいる事を理解し、必ず成功できると信じる事だ。
ワシもこんな上司を目指して「支援」「敬意」「信頼」を心がけるわぁ〜。
この決定は彼らにどんな影響を与えるか?
最後に経営者や上司は様々な決定をしなあかん。
そんな時に考える事を紹介して終わるわ〜。
マネージャーの仕事は、すべての意見を吸い上げ、すべての見解を検討する為の意思決定プロセスを実行し、必要な場合には自ら議論に決着をつけ、決定を下す事。
そして重要なのが、その状況における「第一原理」、すなわち会社やプロダクトを支えている不変の真理を明らかにし、その原理を元に決定を下す事。
そしてその決定は会社で働く部下にどういった影響を与える事になるのか?を十分に検討する事が大切なんだと書かれています。
どんな事においても社員を「思いやる気持ち」を忘れず、コミュニケーションをとり、敬意をはらい、信頼する。
これを忘れずにコーチしていたからこそ、今のGoogle、Appleなどのシリコンバレーの企業が発展してきた。
そんな1兆ドルコーチ、ビルキャンベルの意思を受け継いだ本書を世界中の経営者、上司が読んでほしい。
そして少しでも働きがいのある職場が増え、皆さんの人生がより幸せに近づければと思います。
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