「嫌われる勇気」
嫌われる勇気ー自己啓発の源流「アドラー」の教え
2013年発行
著者 岸見一郎 古賀史健
フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称され、世界的名著『人を動かす』の著者、D・カーネギーなど自己啓発のメンターたちに多大な影響を与えたアルフレッド・アドラー(1870~1937)の思想を一冊に凝縮したこの本
悩みを消し去り、幸福に生きるための具体的な「処方箋」がこの本には書かれている
このように紹介された本を読んでみました^^
![]() | 嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え [ 岸見一郎 ] 価格:1,620円 |

感想
対話形式でとても読みやすく、あっと言う間に読み終えることができる内容でした。
- 人はいま、この瞬間から幸せになることができる
- 「人は変われる」を前提に考えよ
- 人間の悩みは「すべて対人関係」である
- 「原因論」ではなく「目的論」で考える
など沢山の気づきがありました^_^
子ども達にも知ってほしい事が沢山あるのである程度の年齢から読んでも理解しやすいのではないでしょうか?

「すべての悩みは対人関係である」の部分だけが理解できなかったんやけど、
人って自然災害や病気なんかでも悩んだりするやん。
だから対人関係だけって言われてもなぁ~

これから色々な経験をしていって気付く事もあるかもしれないね^^

今のところ感じたのは自然災害や病気になった時の悩みはそれ自体が悩みではなく、そこから派生する対人関係が悩みになるという事なんかなぁ?と思っとるんやけどな
内容
- 第一章~トラウマを否定せよ~
- 第二章~すべての悩みは対人関係~
- 第三章~他者の課題を切り捨てる~
- 第四章~世界の中心はどこにあるのか~
- 第五章~「いま、ここ」を真剣に生きる~
全体を5つの章に分けています。
1つの章を青年と哲人との一夜の会話として展開しています。
青年が哲人の考え(アドラーの思想)に反発して会話が進みます。
物語ではないですが、青年の疑問に哲人が答え、その答えにまた青年が反論する。そう言った会話形式です。

青年の疑問が読んでいる方の気持ちを代弁してくれている用でめっちゃ読みやすかってん!
子どもに伝えたい事
この本を読んで、僕が子どもに伝えたいと思った事
「大切なのはなにが与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである」
この一言から始まる学びです^_^
この会話は第1章で出てくるのですが、青年が哲人にこの 「大切なのはなにが与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである」 に反発して面白く会話しているので一部省略して掲載します
青年
「裕福で優しい両親のもとに生まれる人間もいれば、貧しくて底意地悪い両親のもとに生まれる人間もいる。この世界は平等ではなく、人種や国籍、民族の違いだって歴然と横たわっている。「なにが与えられているか」に注目するのは当たり前でしょう!
哲人
「なにが与えられているか」に執着して、現実が変わりますか?われわれは交換可能な機械ではありません。われわれに必要なのは交換ではなく更新なのです。
この会話だけでは理解は難しいかもしれませんが、僕が一番納得した部分は“執着して現実が変わりますか?”の箇所なんです^_^
僕はこの「執着」ということが色々な悩みを生んでしまっていると思っていて、全ての悩みの原因なんだと思っているくらいなんです。

じゃあ子どもに何を伝えたいのか?という事を説明するで。
なにが与えられているか
与えられたものをどう使うか
この違いから説明していきます
まず「何が与えられているか」ですがこれは自分に対して自身がなく、誰か別人になりたいと思っている青年の気持ちが書かれています。
別人には何が与えられていて、自分には何が与えられているのか?と比べる気持ちの事です。
「与えられたものをどう使うか」とは自分を受け入れて、自分と向き合うことが表されています。
他人になりたいと思っても実際には自分で生きていく事しかできないのが現実です。
周りの人をうらやましがってもしかたがないんです。

この自分を受け入れる行為をしっかりと子ども達にも理解してもらえればイジメはなくなるんとちゃうかなぁ~
周りと自分を比べる事がいかに無意味は行為なんか、それよりも自分を受け入れる事で成長していく事が出来るんやでぇ~
この事は大人になっても同じ事ですね。
この事から「いま、ここ」をしっかりといきる生き方を子どもに見本として見せていきたいですね^^
まず変われるのは自分から!!

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